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不条理の中で~ 港に着くまで

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    4/18に右目を傷つけ銃、仕事を休み
    翌日は友達を京都花見案内する予定も
    キャンセルせざるを得なかった…ムニョムニョ
    (まりんさんの引っ越しもあったが
     お手伝いもできなかった;)

    そして22日からのどを痛めて、
    ヒノキ花粉もあいまって
    鼻水と咳が止まらなくなり汗
    (小中学の蓄膿以来、
     鼻水が出る出る)

    そのままレセ期間に突入して
    ろくに睡眠も休息もとれないまま
    風邪をこじらせて、
    現在に至る…ふぅ〜ん


    更新も他のブログへの訪問も
    できてなかったけど、
    時間ができたら少しずつ
    写真や記事を整理していきたいと
    思いますパソコン(更新しない時の方が
    「浮舟」の閲覧数は増える…)

    これは3つの説教の感想なので
    ヒマな時にお読みください(長いです)


    東京シリーズ完結編

    2007年度卒業生の代表説教は、
    鹿児島大准教授の
    穴澤活郎先生がされた。

    説教内容を全部書き出すと
    著作権に引っかかるので、
    印象に残ったとこだけポイントで
    要約すると、



    「同じ対象物を観察しても、
     とらえ方や感じ方は
     人それぞれによって違う。
     誰もが『同じ感覚』で
     物事を識別するのではない。

     でも『みんなと違う』と
     あざけられたり、攻撃されたりする。
     
     自分は不便や不都合に思ってないことでも
     人が絡んでくると、
     人と比べると、
     傷ついたり悩んだりするもとになる。


    聖書の中で、目の見えない人を指して

    (ヨハネ9章1節〜)

    「この人が目が見えない原因となったのは、
     この人が何か悪いことしたせいですか?
     それとも先祖の罪のせいですか?」


    とイエス様にたずねた箇所がある。

    他人の不幸を見ると、それは
    その人のした罪の結果、
    心がけの悪さがあらわれて
    とんでもない災害にまきこまれたり
    病気になったのだと思う気持ちは、

    同時に


    「よかった、私は悪いことしてないし、
     良い人間であろうとする
     努力が報われて、こうして
     守られてるんだ」


    という優越感と安心を得る根拠としているのだ。


    (たぶん、その目の見えない人は
     物理的に目が不自由という以上に、
     そういう思いで人から見られてる
     といういたたまれなさと、

     何よりも自分自身で
     「私か、私の先祖が罪人だから…」
     という自責の念に苦しんだだろう)


    でもイエス様は言われた。

    「その人でも、その人の先祖のせいでもなく
     ただ神の栄光があらわれるためです。」



    その人が苦しんで来たのは、
    神の愛を、神の奇跡を
    思いっきり受け取るため。


    罪がないのに十字架という
    最悪の刑罰を受け、
    呪いも痛みも悲しみも背負って
    そして死にうちかってよみがえり
    逆転の勝利をしたイエス様だからこそ、
    苦しんでいる人を救うことができる。


    勝ち組だけが生き残り、
    偽りが横行し
    卑怯者がのさばって得をする、
    そんな不条理な世の中の闇でこそ
    十字架の光はさんぜんと輝く。」


    (ほぼ抜粋になってしまった…)



    メッセージを聞いてて
    「不条理」という言葉が
    心に深くつきささりました。


    自分と人が違ってて当たり前、
    その「違い」を受け入れない人が
    「普通でない」人をあざけったり
    ののしったりして、虐待される側は
    「不条理な痛み」を被ることになります。


    偽証したり、蹴落としたり、
    学歴や職歴や人脈や
    カネの力が物を言う、この世の
    不条理な人間関係とは無縁と思われる
    「この道」(キリスト教の世界)でも
    やはり人がつくる社会だから


    「どこから出て来た者か」

    「どれだけ(目に見える成果を)やったか」

    「どの人に組しているか、どんなつながりがあるか」



    といった実績、ネームバリューを
    重んじる傾向は多かれ少なかれあるでしょう。


    神様を信じる者たちの集まり、
    それでもここが不条理な世からの
    逃げ場にはなりえない。


    「やはり、ここでもか。」

    と差別されたり冷遇されたりするたび、
    幻滅するかもしれません。



    でも神様を信じたら完成、ではない。
    神様に仕える決心をしたらゴール、じゃない。



    卒業式の中で有名な逸話が語られた。


    ある宣教師が長い宣教生活を経て
    アフリカから帰国した時、
    港では大勢の人が出迎えに来て
    祝砲を鳴らし、大歓迎だった。

    でもそれはたまたま同乗していた
    アメリカの大統領がいっときの狩猟から
    戻ってきたのを出迎える人々だった。


    自分にはただ1人の迎えもないことに
    がっくりした宣教師に、御霊が語られた。

    「あなたはまだ本当の港に帰ってない。」

    天の国に帰る時、その時こそ
    たくさんのみつかいや仲間が
    歓迎し、賞賛してくれるだろう。

    この世では報いの少ない仕事でも、
    人からの評価が低くても、
    神様から一番のねぎらいをいただける、と。


    私たちはこの世では寄留者です。

    どこにも居場所がない、
    だれにも受け入れられてない、
    自分は人になじめない、ういてる、と
    悩み嘆き、人生の海の嵐の中で
    船酔いして吐きまくって、
    塩辛くなって、心までサビてくる。
    たまらず海に飛び込んで
    船旅自体をリタイヤしたくなる。


    目的地が分からない旅路ほど
    心細いものはありません。


    ただ惰性で日々を過ごしても
    おそいかかる嵐に対する備えもなく、
    いつも不安と空虚さに
    支配されることになります。

    けれど最後にたどり着く港はどこか、
    はっきりしていたら、この旅が
    何のためにあるのかも
    いずれ分かってくるかもしれません。


    航海の意味を知ったら、
    その旅は冒険に富んで
    不思議と感動に満ちたものに変わり、
    雄々しく進むことができるでしょう。

    たとえ自分が人と比べて見劣りし、
    「マイナス」の方が多かったとしても、
    人生の「成功者」からは程遠く思えても。


    なぜなら、その旅は決して独りではなく、
    いつも神様がいてくださるから。
    最後の港に帰る日まで、ずっと。






    卒業式の次の日曜、
    教会で長澤先生のメッセージ
    (ヨハネ12章20〜36節)で


    「キリストの十字架と復活が
     あるから、私たちの生と死は
     意味あるものになる。」

    「キリストは1つ1つ獲得して
     王になったのではなく、
     全てを捨てて(自分を証明することも
     弁護することも人を支配するために
     力を行使することもなく)
     神によって引き上げられた。

     私たちもキリストと交わり
     生きる中で、キリストが歩まれたと
     同じ心で人生を歩むことができる。
    (人を押しのけて奪っていく人生でなく、
     神から与えられる人生へ転換する)」



    という言葉を聞いて、ますます
    「不条理の中で感じるイエス様の愛」
    ゆえに、生かされるのだと思いました。


    はてしなく思われる、暗闇の中を進む旅。
    けれどその中で輝く十字架の光を
    見出したら、問題の中でも
    「生き抜く決断ができる」
    のではないでしょうか。
     






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    08.12.3 年末の勉強
    毎年、 この時期になると 黙示録を勉強する機会がある。 年始、 創世記に始まり 年末に黙示録で終わる わけではない。 1年で聖書66巻くまなく勉強したいところですね。 黙示録も 書かれた時代の歴史的な背景だとか
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