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エフタ

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    夕暮れ

    先週の祈祷会の聖書箇所は
    士師記11章でした。


    30節
    エフタは主に誓願を立てて言った。


    「もしあなたが確かにアモン人を
     私の手に与えてくださるなら、
     
     私がアモン人のところから
     無事に帰ってきた時、
     私の家の戸口から
     私を迎えに出て来る、
     その者を主のものといたします。

     私はその者を
     全焼のいけにえとしてささげます。」

            (新改訳より)

    たぶんエフタは家づきのしもべを
    想定して誓いを立てたのでしょう。

    エフタがアモン人との戦いに
    圧勝して自分の家に戻った時、
    迎え出たのは 他でもない
    たった1人の愛娘でした。
    神様への供え物として
    人を全焼のいけにえとする、
    というのは異教徒の風習にあっても
    モーセの教えの中にはありません。

    何としてでも勝たねばならない
    戦いに、神様への忠誠と
    ならず者をたばねる
    「頭」としての決意のほどを、
    人身御供をたてるということで
    あらわそうとしたのでしょうか。


    いずれにしても、まさか
    自分のたった1人の娘を
    ささげようとは
    思ってもみなかったでしょう。



    自分で言ったこととはいえ、
    娘が出て来るのを見た時
    「打ちのめされた」エフタ。


    「あ〜神様、待ってください!
     なしなし、あの誓いは取り消し!
     まさか娘が出て来るとは
     思わなかったものですから..」


    と、自分の言葉を撤回したい
    気持ちになったことと思います。


    けれど、娘は

    「あなたは主に対して
     口を開かれたのです。
     お口に出されたとおりのことを
     私にしてください。」

    と言い、父の誓願どおりに
    従ったのです。




    エフタは誓願をたてた時、
    自分の全てを賭してのぞむ
    つもりだったでしょう。

    でもいけにえとなるのが
    自分の娘だと知った時
    激しく動揺したのを見ると、
    大切な娘は、ささげる対象から
    こっそり除外していたのかも
    しれません。



    娘を失えばエフタの家系も
    とだえてしまう、
    それでも最終的には
    自分で主に誓ったとおりに
    行いました。





    このエフタのエピソードを
    信仰生活に適用することは
    できないと思いますが、
    いろいろなことを教えられます。

     

    神様はひとり子を
    私たちの罪のあがないとして
    くださることを、
    人間が罪を犯した時から
    約束されました。



    「ああは言ったけど
     やっぱり御子は惜しいから
     他の方法を考えよう。」



    と撤回されず、
    はじめから犠牲を承知の上で
    約束どおりに、
    人を愛するがゆえに、
    救い主は来られました。




    神様はいつも真実であり、
    その言葉も取り消されたり
    実を結ばないまま虚しく終わる
    ことはありません。


    私も神様に対して、
    いつも誠実でありたいと
    思いました。
     



    ※この日の聖書箇所に対する
     私の感想であって、
     M君がしたメッセージとは
     全く関係ありません。


    冬間近のあさがお
    12月入ってからもしばらく
    咲き続けた朝顔。


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